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今回、最も多く使った建具は上のデザインです。各保育室やトイレの入口など、ほとんどの部屋の入口に使われています。クライアントと何度も打ち合わせしてデザインを決定しました。
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左側は調理室の中で、配膳用のワゴンが並ぶスペースなので、廊下からよく見える必要があって全て透明。右側の建具は、洗濯機の部屋なので、中が分かりにくい半透明になっています。
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各保育室の入口で両側に引き込まれます。中の様子は分かりたいけれど、
全部見えると子供が落ち着かないので、一部分だけ透明になっています。
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引戸の引手は上から下まで溝が通っていて、どんな手の高さの人にとっても使いやすい。引き込戸の吊り込み時の割框というしかけにもなっています。
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各保育室には中の様子をすこし覗くためのポリカーボネイトパネル引違窓を設けました。
保育室の中から、おもしろい形で光が洩れています。
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幼児用トイレのトイレブース。
指詰め防止のため、わざと隙間をつくっています。
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通用口の玄関ドアはナラのツキ板のフラッシュドアです。
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消火器BOXはユニオンの既製品ですが、かっこいいものをチョイス!
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遊戯室は、まんなかにスライディングウォールがあって、2つの部屋の仕切れます。
2枚一組の折戸になっている。
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閉めるとこうなります。
シナ合板クリア塗装仕上です。縁と上のレールは指定色で焼付してもらっています。
これは、最初から図面に書いていないと、なかなかしてもらえない。
そのままだと、アルミーシルバーのアルマイトで、既製品感がもっとでてきます。
今回、最も多く使った建具のデザインは各保育室やトイレの入口など、ほとんどの部屋の入口に使われています。
クライアントと何度も打ち合わせしてデザインを決定しました。
各部屋の機能に合わせて視線の抜け具合・透明度を調節する必要がありました。
建具の中の窓が様々な大きさのものが点在すると、全体を見渡したときに、不恰好だと思います。
しかし、建具のデザインは統一したい。
そこで今回は、シンプルな格子のグリッドを設定してあげて、その中で、透明の部分、半透明(摺り)の部分などを分けていくことにしました。